かにくさ (蟹草)

学名  Lygodium japonicum
日本名  カニクサ
科名(日本名)  フサシダ科
  日本語別名  ツルシノブ、シャミセンヅル
漢名  海金沙(カイキンサ,hăijīnshā)
科名(漢名)  海金沙(カイキンサ,hăijīnshā)科
  漢語別名  金沙藤、左轉藤、蛤蟆藤、羅網藤、鐵綫藤、吐絲草、鼎擦藤、猛古藤、竹園荽
英名  
2009/08/06小平市 2009/07/18 小平市玉川上水

 カニクサ科 Lygodiaceae(海金沙 hăijīnshā 科)には、次の1属がある。

  カニクサ属 Lygodium(海金沙屬)
   
 カニクサ属 Lygodium(海金沙 hăijīnshā 屬)には、熱帯を中心に約25-40種がある。

  L. flexuosum(L.pinnatifidum;長葉海金沙・柳葉海金沙・曲軸海金沙・駁筋藤)
       
全草を薬用
  カニクサ L. japonicum(海金沙)
  イリオモテシャミセンヅル L. microphyllum(小葉海金沙)
全草を薬用 
   
 シダ植物については、しだを見よ。
 『大和本草』に、「海金沙(カニクサ) 京都近邊ニテカニグサ、又カンツルト稱ス、江州ニテタゝキ草ト云、又イトカヅラト云、西國ニテハナカヅラト云」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』12(1806)海金沙に、「スナグサ カニグサ
大和本草ニ京師ノ名トス。然レトモ今ハコノ名ヲ呼ズ カンヅル同上 カニヅル カナヅル イトカヅラ江州 タゝキグサ同上 ハナカヅラ西国 サミセンカヅラ同上 ツルシノブ江戸 サミセンヅル和州 リンキヤウグサ用薬須知後編 カニコグサ勢州」と。
 本州(福島以南)・四国・九州・琉球・臺灣・華東・陝西・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南・ヒマラヤ・熱帯アジア・オセアニアに分布。
 中国では、全草・根茎を薬用にする。『中薬志Ⅲ』pp.632-634 『全国中草葯匯編』上/646 『(修訂) 中葯志』V/850-852 


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